住友理工、トヨタ「bZ4X」へ冷却配管用樹脂チューブ 従来比80%の重量低減

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  • 2025年11月26日

 住友理工は、トヨタ自動車の電気自動車(EV)「bZ4X」に、冷却配管用樹脂チューブが採用されたと発表した。車両フロントからリアにかけての床下部およびeアクスルなどのモーター付近に搭載する部品で、従来のゴムホースから低コストで軽量な樹脂材に置き換えた。EVにおける冷却配管の長尺化に対応しながら、従来比で約80%の重量低減につなげた。また、部品の結合方法にレーザー溶着を採用したことで、冷却効率を高め、車載電池の寿命延長にも貢献している。

 このほか、モーターマウント、サスペンション系防振ゴム、ボディー部品(ダイナミックダンパー)がbZ4Xに採用された。

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