BYDオートジャパン(東福寺厚樹社長、横浜市神奈川区)は1日、プラグインハイブリッド車(PHV)「シーライオン6」を発売した。BYD製PHVは日本で初めて。1200キロメートルの航続距離などを武器に、電気自動車(EV)に不安を持つ幅広い顧客層の獲得を目指す。
シーライオン6はBYDの日本導入車としては5車種目。納車開始は前輪駆動車が2026年1月末、四輪駆動車が同年3月を見込む。11月1日から先行予約を受け付けており、11月末時点で約300台の予約を受けた。
プラグインハイブリッドシステム「DM―i」は、排気量1.5リットルのエンジンとモーター、搭載性に優れるブレードバッテリーなどで構成。市街地は主にモーター駆動で、補助的にエンジンを使う。
前輪駆動車はバッテリーだけで100キロメートル走行できる。最大6キロワットの普通充電と18キロワットの急速充電に対応。車外への給電を含めV2H(ビークル・トゥ・ホーム)にも対応する。
ボディーカラーは全4色をそろえ、インテリアは黒色を基調とし、アンビエントライトも組み込んだ。
前輪駆動車は398万2千円、四輪駆動車は448万8千円(消費税込み)。東福寺社長は「シーライオン6を加えることで、EVとPHVで日本での乗用車ビジネスを加速していく」と語った。

















